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2023 01,03 13:00 |
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現在も頒布中の拙作『懼れるな、畏れよ・一』につきまして、
前作と同様に、振り返りを公開いたします ご興味あるかたはどうぞご覧ください お手元に拙作があると、よりわかりやすいかと思います そして今回も性的な内容が多いので、 R18とさせてください 当然、内容のネタバレを含みますので追記にたたませていただきます +++
まず、何よりもお詫びをせねばならないのが プロットにはしっかり入っているので、今作(というか今回)ふたりきりのR18修梵シーンをお披露目するはずだったのに、 その場面まで執筆が追いつかなかったことです。 ほんとうに申し訳ありません!!! 書き進められさえすれば、必ずや皆さまのお手元にお届けいたします。 <タイトルの意味> なむアニは 各話に慣用句のようなタイトルが付けられていたのが素敵だったので、 その雰囲気を踏襲したいと思って考えています タイトル回収はこのシリーズが完結してから行いますが、 「おそれる」という音にはたくさんの漢字があり、 それぞれニュアンスの違いがある ということだけ、今はメモしておこうと思います <構成・内容の補足・小ネタ等> お手元に拙作がある方はぜひ人気(ひとけ)のないところで 該当ページを開きながらお楽しみいただけますと幸いです <構成> プロローグ pp.2-9 本編 pp.10-59 という感じです。 今回は構成といえるような区切りの良いところまで書ききれなかったため このようになっています。 次回、『二』で書ききれるとよいのですが……。 性行為の雰囲気としては、 帝修梵:和やかでまったりとした交わり 修帝:旧友同士の親しげで情熱的な交わり 帝梵:前作までは儀式的な品のよさ重視→今作は親しみ・恥じらい・娯楽性をプラス として書き分けました。 物語の構造については、これも完結してからがよいですね。 <当時の思い出> 私のツイッターなどをかなり昔からフォローされているかたはご存じかと思いますが、 実は今作は、2020年5月から原型を書きはじめています。 当初の仮タイトルは『幽霊屋敷』、 宿泊施設ではなく無人の屋敷で、 屋敷に入って数分もしないうちに帝釈天だけ分断されることになり、 梵天と阿修羅は帝釈天を探し、 帝釈天は梵天の姿をした超自然的怪異に襲われる(性行為を強要される)という、 エログロ嗜好強めのけっこう怖い話でした。 この時点でイメージしていたホラー作品は 『スプラッターハウス』(1988年、ナムコ)です。 ですが、当時並行して書いていたほかの2本も胸糞悪い話だったので 3本とも嫌な感じの展開なのはちょっと……と 我ながらバランスを取って修正していった結果が今作です。 ネタバレにならないことを祈りますが、 この時点で参考にしなおした作品は 映画版『サイレントヒル』(2006年、コナミ、松竹など)です。 ちなみに、ほかの2本というのは、 以前からこちらのブログにチラチラ書いている ・梵天産卵(ゲーム版):2019年8月頃~執筆中 ・帝釈天と阿修羅の過去(ゲーム版):2020年6月頃~執筆中 のことです。 『懼畏』シリーズが完結したら、この2本にも本格的に着手します。 仕事が遅くてほんとうに申し訳ないです。 <補足・小ネタ> ・p.2 上段ℓℓ.2-下段12 なむアニおなじみの、あのマッタリなBGMを脳内再生しながらお読みください。 ・p.2 下段ℓℓ.15- p.3 上段ℓℓ.-9 虚空蔵菩薩は、アニメ6話で帝釈天と一緒に外出した場面の会話などから 8話の川原で梵天と本気で言い合い(取っ組み合い)するよりも先に 帝釈天の苦しい胸の内を打ち明けられており、 7話の当事者ではない仏たちの中では一番といってもいいほどに 阿修羅を思う帝釈天の気持ちに触れて 心を痛めていたかもしれないと思っています。 そもそも虚空蔵菩薩は、強い正義感をもつ他の十三仏とは立ち位置が異なり、 はじめから阿修羅に偏見を抱いていなかったように見えます。 ・p.3 下段ℓ.9 「落ちる」は「堕ちる」の意味も掛けています。 俺がいるからにはもう絶対に煩悩(マーラ)の側には行かせない という頼もしい台詞です。 ・p.5 下段ℓ.5 仏教では、お化け(幽霊)という概念を あまり肯定的にみていないように感じるのでこう書きました。 ・p.5 下段ℓℓ.10-12 帝釈天はスパダリ的側面があってほしい反面、こういう弟的な一面もあってほしいです。 ・p.6 上段ℓℓ.14-16 「元気」に対して「息災だったとも」、そして「久方ぶり」、 もっと後ろのページ(p.19)の「健啖」など、 梵天の語彙は基本的に堅苦しく古臭いものを選んでいます。 ・p.6 下段ℓℓ.2-5、p.7 上段ℓℓ.1-2 梵天って、お寺では(帝釈天が来るまでは)下っ端だし、天部では最高位だしで 結局どこにも同輩がいなかったと思うんです。 そんな中、二大護法善神(帝釈天)という対等性を感じられる友情をやっと育めて、 アニメ最終話で勇気を出して帝釈天に 「一緒に天界に帰らない?」って誘ったのに断られてしまったから、 今まで気づかないふりをしてきた孤独感に気づいてから耐えしのぶのは きっと大変だったと思います。 ・p.7 下段ℓ.1周辺 頒布時に「不謹慎な表現を含みます」などという注意書きをしたのは この場面のためです。 こういう遊び、小学生の頃流行りませんでしたか? 天界に帰って小さい子仏たちにかまう時間が増えて、 こういうしょうもないことをよくやるようになってしまっていたらかわいいなぁ。 一方、ここは大人の世界なので、 例えばこれを議員さんなどが公の場でしようものなら あっという間に辞職に追い込まれるであろう不謹慎発言であることが 想像に難くなく、 梵天ってこういう、笑いのセンスというかバランス感覚の壊滅的さを 持っているよなぁと思って書きました。 なお、なぜここで殺生の話を出したのか、 メタ的な理由は次回以降で判明するはずです。 ・p.7 下段ℓ.11、p.8 上段ℓℓ.1-2 帝釈天にはおそらく収拾できない場面でも、 親しくなった阿修羅はこういうフォローをしてくれると思います。 ・p.8 上段ℓℓ.14-17 このエピソード自体はゲーム版の 釈迦如来の結物語2話(スーカラマッタヴァの話)をもとにしていますが、 アニメ世界軸でも同じようなことをしているかもしれないと思い、書きました。 といいますか、 場違いな死ネタの気まずさを掻き消せるほどのエピソードを 咄嗟に披露できる強い仏って、けっこう限られるんですよね。 梵天の大失言に、書いている私自身が苦労させられました……。 ・p.8 下段ℓ.4、ℓℓ.11-16 一方、阿弥陀如来はこういうクソダサセンス(?)が光る仏様なので 梵天の失言にも心の底から笑って流す余裕があると思います。 また、アニメ8話で梵天の頭が柔らかくなるよう、 肉食を肯定する発言などやや不謹慎な方法で心を砕いたこともあったので、 梵天もそういうところが似てしまったのではないかとも思います。 ちなみに、 阿弥陀如来を本尊とする浄土真宗は肉食を禁じていないはずなので、 阿弥陀如来が肉を食うこと自体は厳密にいえば不謹慎には当たらないと思われます。 ・p.9 上段ℓℓ.6-7 盃ではなく湯呑なところが梵納寺クオリティ。 ・p.10 下段ℓℓ.4- p.11 上段.4 帝釈天や梵天は極度の天然なので、 相対的にまだマシな阿修羅にはどんどん突っ込んでほしいです。 ・p.11 上段ℓ.16 宝珠はゲーム版のアイテムなので、登場させてよいか悩みましたが、 先ほどスーカラマッタヴァの逸話を使用した関係で、 ここもいいかなと思いました。 梵天は忙しく働いて使うヒマがないタイプなので、かなり貯蓄していると思います。 出納帳もかなりしっかり付けていそう。 ・p.11 下段ℓℓ.1-2 この頃には一匹狼っぽさも薄れて、 梵納寺を「俺の帰る場所」として素直に認めていると思います。 でも、それを抵抗なく言える相手はまだ帝釈天と梵天だけかもしれません。 ・p.13 もちろん釈迦如来は隠し事をしています。 詳しくは次回以降にわかります。 ・p.13 下段ℓ.14 いまや梵天は帝釈天のことを責めませんけど、阿修羅はこうやってズバッと責めたりします。 『方便~』p.21下段ℓℓ.5-7なども同様ですが、 阿修羅は帝釈天を責める言いかたをすることで甘えている節があるかなとも思います。 ・p.14 下段ℓℓ.4-7 ちなみに阿修羅は梵天からの着信にきちんと応答してくれます。 帝釈天との惚気や愚痴なども聴いてあげているかもしれません。 友達か(仏ッ友です)。 ・p.14 下段ℓℓ.15-17 梵天はまだ気持ちの面で、理由がないとまぐわうことができません。 帝釈天や阿修羅もそれに合わせて、梵天が納得する理由を作ってあげています。 ・p.15 下段ℓ.6 梵天、こういう音などの外的要因に弱かったらかわいいな。 一方、帝釈天や阿修羅は自分たちの音に特別興奮するということはなさそうです。 むしろ屋外での行為が多かったので、 人々や鳥獣を驚かせないよう音にはやや気を遣っていそうです。 ・p.15 下段ℓℓ.16-17 BLでよくある「攻くんがそこばっかり変な触りかたするからぁ……!」 ということなのですが、 拙宅の梵天はこれを帝釈天の厚意だと信じきっているので こういう言いかたになります。 ・p.16 上段ℓℓ.6-8 阿修羅は帝釈天と梵天の間にある感情にちゃんと気づいているので (じれったいなぁと思いつつ、微笑ましく見守っています) 一番デリケートな部位には積極的には触れず、 ギリギリのところを狙って愛撫します。 ・p.16 下段 今回誰の最後も描かなかったのは、構成上の都合です。 ・p.16 下段ℓℓ.12-13 梵天が見ながらというシチュエーションはプロットには含まれているので、 次回以降にご期待ください。 帝梵シーンを阿修羅が見るのは見守りな気がするのに、 帝修・修帝シーンを梵天が見るのはデバガメな気がしてしまうのは何故なんだ。 それはそうと、梵天はむっつりさんだとかわいいです。 ・p.17 上段ℓℓ.9-10 こうは書いたものの、阿修羅は実際には草履で帰ってきている(p.2下段)のですが、 擬態での装いは草履ではなく スニーカーやトレッキングシューズのイメージでいます。 ハイカットのシルエットが似合いそうです。 ・p.17 下段ℓ.3 誤植です、すみません。 私が間違えて太字にしてしまったのを見逃して修正しそびれました。 ・p.18 下段ℓℓ.10-11 父親にそんな口のききかたをする娘があるかーっ! ・p.18 下段ℓ.16 アニメ4話で梵天が喫食したクレープです。 ・p.19 上段ℓ.16 相変わらず父親に偉そうな梵天かわいい。 ・p.19 下段ℓℓ.5-6 今回のお礼イラストの梵天はここの挿絵のイメージで描きました。 ・p.19 下段ℓ.14 周囲の観光客にめちゃくちゃ見られているのを想像してください。 ・p.21 上段ℓ.7 阿修羅が予約を取るシーンまで今回執筆が追いつかなかったのですが、 こういう名前にしたのは 「現代社会に馴染み、最も悪感情を抱かれない名前は何か?」と考えて、 いくつか浮かんだ候補の中からこれを選んだのではないかと思います。 阿修羅は一人旅を通じ、衆生から愛される重要性を 帝釈天や梵天以上に理解していると思います。 ちなみに、今回のラスト(p.59)で明かされる帝釈天と梵天の偽名については、 帝釈天:キラキラネーム なんとなく小さい子の名付けのイメージ 梵天:古臭い響き 4話で「どこの田舎から出てきたんだよw 過去からじゃね? 明治とか?www」とからかわれていたので を意識しています。 ・p.21 下段辺り この辺りから、奇妙なことが起きはじめます。 ・p.23 上段辺り このようにして、いつでも濡れ場に突入できる言質をとりました(メタ発言)。 ・p.23 下段辺り 私はクトゥルフ神話TRPGが好きなのですが、 それでいうところの「目星」「聞き耳」など探索技能のダイスを振っているイメージです。 ・p.25 下段ℓℓ.15-16 擬態って実際の体重は軽くなるんでしょうか。 私はならないと思うので、 80kgくらいありそうな体重が小さい身体に詰まってものすごい密度になった塊が ダンッ、ダンッ、と着地するのは酷い衝撃だと思います。 螺旋階段が壊れないか心配です。 ・p.30 上段前半 この辺りも申し訳ありませんが、今作の不謹慎ポイントです。 クトゥルフ神話TRPG的には 「もうこいつSAN0だろ……このNPCもしかしてまだこの館内にいる?」 と思いますけど。 ・p.32 下段ℓ.8 「変なものか」→「変なものが」、すみません、誤植です。 ・pp.30-33 今作だとこの辺りがホラーの山場でした。 ゾワゾワっと感じてくださっていたらうれしいです。 梵天の受話は、思いっきり声がひっくり返っている感じで脳内再生お願いします。 ・p.35 下段ℓℓ.3-4 私の書きかたが下手でわかりづらくなってしまいましたが、 「梵天には隠そうとしていたように見えたのに、俺には言うのか」 という意味です。 ・p.36 上段ℓ.7 「お前らにされたこと」 =煩悩を手分けして吸われた(救出された)ことを指しています。 帝釈天ならまっすぐに 「お前たちがしてくれたように、今度は俺が必ず救ってやる」 と言うのでしょうけど、 阿修羅は少しあまのじゃくなところがあるのでそうは言いません。 ・p.36 上段ℓ.17~ 帝釈天は攻のときは穏やかな紳士ですが、 受のときは健康的なやや女性っぽいイメージでいます。 首から下の反応は逞しいけど、表情は脱力系、声は甘めかなぁと。 ・p.37 上段前半 胸を愛されるのが大好きなのは拙宅で恒例の設定です。 『方便~』p.38上段で梵天が帝釈天の胸の香りに言及していますが、 アポクリン腺からかいた脂汗も、梵天や阿修羅にとっては 気分の高揚する良い香りなのだと思います。 ・p.37 下段 拙宅で焦らし描写がないのはこのせいかもしれません。 回復を兼ねる行為なので、焦らしなんぞしていたら 伴侶のHPやMPがどんどん削られて瀕死になってしまいます。 ちなみに、作中で詳しく触れたことがないですが、 拙宅の帝釈天と阿修羅は、術を受けるとき、基本ドライオーガズムです。 受け手が精を漏らすのは回復術の効率を落としてしまうので避けるのが吉と、 術者=「異国の爺(『方便~』p.32 下段ℓ.3)」から教わりました。 しかしそれを知らない梵天は、毎回ウェットです。 事後にやたらと疲れているのもそのせいだと思います。 帝釈天は、術者としての自身の体力が無尽蔵なので多少の非効率は気にしないのと、 初回(『献身~』)に伝えそびれて以来、 梵天のかわいい射精を直に感じるのが楽しいので、 今さら伝える気になれません。 そして、「縦割れ」について、 本来、肛門周囲の筋肉が充実している場合には起こりえないようです。 なので帝釈天などは縦割れしなそうなのですが、 ここは絵面重視でそういうこと(懇意にしていた頃は割れていた)にしました。 ・p.39 上段ℓℓ.3-4 だいしゅきホールドです。帝釈天ぜったい好きそうじゃないですか? ・p.40 周辺 事後に他の相手との関係を諭してくるひと、苦手なかたが多そうですけど、 アニメ版の阿修羅は平気でこういうことをしそうです。 帝釈天もそれが苦ではないから阿修羅と一緒にいるわけで。 ・p.41 下段 うっかり霧に踏み入って起立しかけてしまった梵天です。かわいい。 ・p.43 下段 せっかく笑いどころを書いたのに、 私の力不足で直後からシリアスシーン続きになってしまい 阿修羅などの第三者の誰からも突っ込まれないまま話題が変わってしまいました。 ・p.45 上段ℓℓ.12-14 スペンス乳腺です。 謝意を込めての愛撫で、相手が阿修羅ならこれで事足りるのですが、 梵天とのシンクロ率はまだいまいちなので帝釈天の誠意が全然伝わりません。 梵天の気持ちよさそうな表情を見て、 「アッ伝わってない」と気付いた帝釈天は口付けに移るのですが、 いや、そうじゃなくてね帝釈天、ちゃんと言葉で説明してください。 いまや梵天は何でも好意的に解釈してくれはするものの、 梵天は言葉で伝えてもらわないと納得が難しいタイプだと思います。 ・p.45 下段ℓℓ.5-6 この辺り、『献身~』『方便~』ではツッコミのご感想たくさん頂いたのですが さすがに三作目ともなるとどなたも突っ込まなくなってくるの、 慣れだな……と実感します。 毎度ご愛顧いただきありがとうございます。 ・p.48 上段ℓ.3 2020年2月に開催された仏会議ネタです。 梵天は都合よく帝釈天を巻き込んで記憶しているようですが、 釈迦の生誕祭の件では共犯どころか主犯でしたよね。 ・p.48 下段ℓ.14 梵天の中で、親しさというキーワードはずっと引っかかっています。 嫉妬というよりは、負い目や申し訳なさです。 ・pp.49-50 キスだけでやや大げさなのですが、 梵天的には大挑戦だったので喜びもひとしおだったのでしょう。 肩の描写の理由については次回以降、帝釈天に語ってもらえる場を設けたいです。 ・p.51 下段、p.54 上段ℓℓ.4-5 今作でも梵天のココを贔屓して書いています。 ・p.59 衆生に優しい阿修羅から珍しく塩対応されるこの人物ですが……。 ここまでお読みくださりありがとうございます。 続きは『懼れるな、畏れよ・二』の頒布開始後、少し経ったら公開いたします。 PR |
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